ソリッドレッドの魅力

こんばんは、店長です。

ワイルドディスカスシーズンも大詰めを迎え、

振り返る今シーズン。

売り場の水槽を眺めてみると、ウヨウヨといるわいるわ、、、各産地の個体。

今シーズン入荷した産地を数えると16産地から入荷があり、

年々記憶力がなくなってきたので産地名がもう覚えられない、、、。笑笑

話はさておき、今シーズンはもっぱら各産地からのソリッド個体がどうも当たり年だったような気がし、

マジマジと見ているとこのところの色上がりがホントにすばらしくなっています。

ソリッド個体はロイヤル個体と違いパターンが無い分

将来性の見方がホントに難しく思います。

ロイヤル個体はスーパークラスになると入荷時から改良ディスカスを優に超えるパターンが、

すでに出ているのでいわゆる完成された個体とも言えます。

なので誰が見ても、良い個体ははっきりと分かります。

が、しかし、、、

ソリッド個体はそうもいかず、特にアレンカーは

入荷時の地味さといったらホント笑っちゃうくらい、、、。

ただ、持った赤さの見方にも目利きがあります。

ここでベースカラーが大変重要になり、

明るいか、やや暗めのイエローベースカラーなのか、

それともピンク、またはパープルのベースカラーなのかが重要となり、

特にソリッドレッドは、ここがミソになります。

赤さを持った個体は分かりますが、

どのくらい赤く、また赤さは明るい赤なのか、

または炭のような赤なのかの見分けを入荷したら段階でほぼ判断します。

ソリッド個体は入荷後、落ち着きはじめる2から3週間後辺りから激変をはじめ、

水槽内のパワーバランスや、もちろんその個体のコンディションも重要となりますから、

一概に全ての個体が一斉に赤くなるわけでは無いです。

間違い無いのは強い個体から赤くなってはいきますが、、、笑笑

また、ワイルドディスカス特有の産地による赤さにも大きな違いがあり、

クリペアを代表する北岸はベースカラーがイエローベースであることが多く、

そんな個体はやはり明るい赤、

一方イナヌを代表する南岸の多くは、

北岸に比べてやや暗いイエローや、先程説明したピンク、パープルベースカラーの個体のその激変ぷりは凄まじい限りです。

素晴らしい炭赤となり、驚く個体となることが多いです。

ある意味その変化の幅はソリッド個体が一番では無いでしょうか。

ご紹介するのは2月に入荷したイナヌ、クリペア。

まさに入荷時から1ヶ月経ち、もはや入荷時の写真では判断できないくらいになっています。




やや暗めのイエローベースから今は炭赤の発色

ちょっと想像以上の赤さ、、、




ピンクベースからこちらも炭赤へと変貌中
尻ビレの色合いが物語っています。




ピンク、またはパープルベースカラーのお手本。
見事な変貌。

センターバーもいい味だしてます。




教科書のようなイナヌのレッド個体。
赤の出方も教科書通り。

じわじわと滲み出ていますね。

一方、北岸クリペアは、

入荷時の写真はありませんが、

上のイナヌと同じくらいの変貌ぶり




ベースカラーが明るい分南岸イナヌに比べると明るい赤ですね。

アレンカー以外にもパラコニ、マラカナ、イリピシ、サンライムンドなどまだまだ魅力的なソリッド個体が、ウヨウヨ。

また機会があればご紹介いたします。

にしても、

しばらくはソリッド個体は目が離せませんね、、、